第46話」「人体錬成」

このタイトルが出た当初、いよいよアルの錬成をするのだとマジで言ってた人を何人も知っています。 残念でした(;;)

エドが賢者の石を手に入れた時、すぐ使わなかった理由は「アルの体がどうなってしまうか解らないから、ちゃんと研究してから。その前にホムンクルス達を何とかしないと」落ち着いて研究できないでした。アルが賢者の石なんて、神か、最終兵器彼女を手に入れたようなもんじゃんと思ったんですがね。
まー、そーなの。とりあえず、アルの血印の下の部分だけぶった切って、その分だけでも相当量 あるから大丈夫だと思うんですけど。だって、ホーエンパパの場合は手のひらサイズで充分だったじゃん。
アルが来た理由は「兄さんの身体を早く戻したいから」
エドが我慢している理由が解ってないんでしょうか、アルは。やっぱり賢者の石の中の誰かに操られているか、思考を混乱させられているとしか考えられません。えーん、えーん。キンブリーとかスカーとかアーチャーとか入ってるからー。
エドはイズミと再会。理由はラースの一部を手に入れる為。キリスト歴云々と言ってますが、ここは近未来?!出来れば別 世界であって欲しかったんですが。ダークファンタジーなんだし。大体、あの宗教が400年程度でそんなに簡単に消えるなら、世界はもっと単純だと思います。
エドは父の正体を薄々感じたようですが、イヤだろうなぁ。どっちにしてもやっぱりパパの「トリシャが唯一の女」発言はこれでアウト。師匠、恋文以外は見つけられなかったのか。エドが気の毒だ。
別れ際、師匠に向かい、エドの二回謝る声がとても悲しい。師匠、やっぱり見送らず独自に行くべきだぞ、ここは。 これはあんたの解決すべき問題だ。それにラースもそれを望んでるんじゃないか?エドがラースを封印すべきじゃない、絶対に。でないと、師匠、あなたは永遠に終われない。
エンヴィーはやっぱりホーエンパパが創ったと判明。エド達のお兄ちゃん……という事になるんか。うへー。でも、ダンテの子供じゃない訳だ。ダンテに煽られて復讐心ボウボウ。OPとEDでエンヴィーがやたら中ボスみたいなのはこの為ね。パパ……何処まで混乱を増やせば気が済むねん。
ところで、グラトニーを命がけで錬成した奇特な錬金術師ってどんな人でしょう? 彼だけが作中以外の錬金術師の作品だし。俺はそっちの方が気になる。
さて、アルはもう眼鏡のエヴァおたくの言いなり。思考回路が焼き付いていると思われます。で、賢者の石使われてしまうのー、エグエグ。アルの初めては兄さんのなのにー(;;)しかもニーナ、魂戻ってないし。駄 目じゃん。魂の錬成はやっぱり強力な意志が必要らしい。
遂に裏切っちゃうラスト。まー、今までダンテを信用してた方が不思議だったので、当然といえば当然。人間の心が芽生えたせいもあるだろう。つーか、魂がないというのは「視野が狭い」「意見が通 じない」「想像力に欠ける」と同じらしい。洗脳に近いですな。
ラストは人間らしい顔になってきた。表情が出てきた。躊躇、迷い。目の奥の悲しみ。
他のホムンクルスは残忍さと怒りと不信、嫉妬の表情しかない。本当の表情はそれだけ。負の表情だけ。

人間とは何だろう。
「手足が機械鎧でも、鎧の体でもそれがどうした、人間だ」
と言い切るエドと、自分の自我を持ち始めたラスト。
「人間になりたい」
この話のテーマを、「死」を命題にするアニメはどう結論つける気なんだろう。

第45話」「心を劣化させるもの」

ライラとホーエンハイム数百年ぶりの再会。
最初の賢者の石の製造の顛末が語られる。「何故私の前からいなくなったの?その為に私は…」とライラ。まぁ、楳図かずおの蛇女みたいなライラを厭うホーエンハイムの気持ちも解らんでもないが、石を作り続けていたホーエンハイムも最初は似た者カップルだったんではないか。「トリシャが最初で最後の女」とほざく言葉も嘘八百だったし。長く生き続けている間に自分に都合のいいように記憶を改竄した可能性は充分ある。長く生き続ける為にはそういう事が必要だったろうし。
でも、おかげでダンテは石を自力で創る羽目になり………何だ、イシュヴァールを始め、この国の不幸ってこの二人のせいやんけ。兄弟の不幸もホーエンハイムのせいやんけ。
その割にぜーんぜん何の罪の意識もなさそうな(予測がつきそうなもんだから、ダンテを捜す事も出来たのに)父親の無自覚と卑劣さはエドの比ではない。石を創る為に何千人も犠牲にしてるし、何百年も生きてそんな道徳観など皆無なんだろう。人並みに幸せを求めて、トリシャと結婚した訳だしさ。
パパとライラが同じ香水をつけていたのは、やっぱり腐臭を消す為でした。パパの記憶が曖昧なのは、魂より脳が腐ってるからかも知れません。エドはパパがいなくなっても、ずっとこの匂いが家に染みついて大嫌いだったそうだ。よく殺人のあった家の匂いは何年経っても凄いと聞きますが、腐臭のする家って凄いイヤだよー。昔、埋蔵文化センターに勤めていた時、いまだにカメ棺から死臭がしたのを思い出しました。何も言いませんが、ウィンリィはエドの家に遊びにくる時、どー思ってたんでしょうか。丸焼けにして大正解です。
大佐は査問。大総統に宣戦布告。何だかんだ部下に言ってますが、詰まるところ、大佐はコケにされたのを怒ってるんですね。人を殺す事より、イシュヴァールが賢者の石で犠牲になった事より、自分がホムンクルス達の手のひらで踊らされた事がはらわた煮えくり返る程悔しい訳です。ウィンリィの両親を殺す羽目になった事よりも大総統になろうとする
動機はそっちだと思う。
本人が気付いても知れないが、本音は。ヒューズならきっとそう言うだろう。
パパはロゼの赤ん坊を通して開いた真理の門の向こうへ行っちゃいました。赤ん坊がキー(ラース)って、イデオンを思い出すなぁ。だけど、イデオンの赤ん坊は「生」の象徴では決してなかった。そういえば、ロゼは何で赤ちゃんの名前を呼ばないんだろう。神様に祝福されずに生まれた子には名前がないんだろうか。何だかな。
エドは髪の色を変えて変装。何だか「ヘルシング」の吸血鬼アーカードみたい。似合ってない(^^; シェスカはヒューズの死以外を基準に考えられないようだ。うっとおしい。いい加減にしてくれないだろうか。大佐達も北方に追いやられて暗殺されようとしているし。
しかもアルはあの眼鏡悪魔の所によりによって「賢者の石」の使い方を聞きにいってる。手パンがやっぱり出来るようになっていたというのに。
どーして?あいつが無能だって、そんなもの悪用されるって解ってるだろう! もう理解不能。もし、原作のアルにタッカーなどから電話があった日には、背後からスタッフサービスの例の音楽が流れ、話もせずに切ったアルはすぐ軍部にタッカーの居場所の連絡をするだろうに。

死ばっかり。アニハガは「死」を基準に、原作は「生」を基準に物語が展開している。そこが人気の境目だと気付いてほしいけど、もう最終回まで話はひた走るばかり。

 

第44話」「光のホーエンハイム」

やっとライラ(ダンテ)が黒幕として、全容を現す。最初から暴悪だろうと予想してましたが的中。別 に嬉しかねぇや。
アルが水に落ちた時のエドの目つきは凄いですね。ちょっと狂気じみてます。その後、アルが華麗に空中に飛び出したんでスルーしちゃいましたが。でも、アル沈んでるよ。泳いでないよ、全然(^^; 不用意に賢者の石の話題を持ち出すし、「慎重なアル」という設定が何処か行ってます。賢者の石の中の5000人以上の人格のせいで、アルの血印に何か悪影響が出てないか心配です。
エドのパパ、 ロス少尉に会って早々口説いてるし、骨のもう100本位折ってやればいいのに、エド。「おとうさん!」と駆け寄りながら自分の鎧の姿に立ち止まってしまうアルが悲しいです(;;)でも、よくパパは名乗ってないのに「アルフォンス」だと解るなぁ。「体を見ればすぐ」って普通 顔だろ。もう自分と同じ過ちをしたって解ったのかな。そーだとすると残酷な台詞だ。
「兄さん、僕、今夜は父さんと寝るよ」って!やっぱりいつも一緒に寝てるんですね!へへへへへ。
「賢者の石で誰かの体に魂を定着させる事は出来る。本当の体は等価交換で得たものを全て返せば戻ってくるだろう」とパパの言。それって、ホムンクルスか自分の道を歩めって事か。後半の台詞が最終回か映画の鍵なんでしょうか。体も感覚も全部失ってる、知識もエドに及ばないアルが得たものって何なんだ。返せるものなのか。兄との記憶も何もかもか。やめてよ、色々イヤな事を考えてしまいそうだ。
ヒューズさんの話が何かここで出てきて、何だか変な感じ。「やっぱりあいつ、嫌いだ」ってロイエドですね!いいですね。でも、これだけで片づけられちゃうのは残念です。
エドはホムンクルスと戦う為に母の墓を掘りに行きますが、あんな浅い所に埋めてある訳ないだろう。私のじいちゃんを埋める時は(うちは土葬です)1.5m以上掘りました。スコップ位 持っていけ、エド。


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