第49話」「扉の向こうへ」

ラスト2話。頭をフル回転させても、もうアルが現時点で元に戻れる可能性は、なし!が確定。それが判明した今回、最終回が間近いのにストライキ中のプロ野球のようにテンション下がり放題です。来期の鋼に期待してねって事でしょうか。根来コミッショナーの如く何の為に鋼をアニメ化したのか解らないんですけどね〜。
さらわれたアルは今頃になって、エンヴィーに刃向かってますが、手玉に取られてます。いくらエドに「錬金術を使うな」と言われても、自分より兄を心配するアルなら使ってしまうと思うんですが。まだスカーとかの呪縛から解けないのかな。
ロゼは薬か何かですっかり魂抜かれているようです。ヤク漬けの母乳で乳児への影響が心配ですが、ダンテはロゼの体の方にしか関心がないので、どうでもいいんでしょう。
でも、ヤク漬けでロゼは明らかに太りました!ダンテがロゼに乗り移った時、一番に始めなければならないのはダイエットとヤク中の治療です。そんなにまでして、人は永遠の命が欲しいんですね。何て恐ろしい。
そういえば、ダンテがイズミさんを弟子に取ったのは今にして思えば、次の体にするつもりだったんですな。そうでないと、あのダンテが弟子を取る訳がない。イズミは思ったより意志が固そうだったんで断念したんでしょう。運がよかったんですね、師匠。
師匠といえば、例の吐血発作でアーチャーに負けそうになりましたが、ロスさん達に救われました。もう本当に「何でも助けちゃう屋さん」になっちゃってますね。
そういえば、アーチャーは普通の人が3年かかる機械鎧を1年で克服したエドより血反吐吐いてます。しかもどー見てもサイボーグ。脳の半分も機械ですから、009よか凄い。ブラックゴーストがダンテを操っていたというオチだったら面 白いのに。
ラースとグラちんは母代わりの女達がいなくなって、パニック中。本当にアニメってマザコンの呪縛から逃れられないんだな〜。脚本が男だからかしら。
こんな連中をよく今まで御してこれたもんだ、ダンテ。頼りになるのは後、エンヴィーと大総統だけですが、エンヴィーはキンブリーと紙一重だし、大総統に今頃わざわざセリム達を出したところを見ると、やっぱりこっちもいつ裏切ってもおかしくない。だって、原作と違って、創造主への愛情がないアニメのホムンクルスが、実質的に権力握って、家族まで持って、いつまでもダンテにへりくだっている理由なんてないもん。
さて、トリンガム兄弟の案内で例の教会に案内されたエド。「生きて帰ってこいよ〜」とわざわざトリンガム兄に叫ばせるあたり、エドの命は今後ヤバイんですね。
セントラルの地下はもの凄い巨大な空洞で、死んだ街が眠っています。ここまで凄いと地震の際、地盤沈下が心配です。
「賢者の石を創る為に街全体の人間を犠牲にし、それを隠す為に街全体を地下に封印した。まさか、そんな事を考えるなんて…」
しませんよ、普通。リスク高すぎて。山奥の村一個なら「消えた村人の謎」程度で済みますが、ここまで巨大な街だと却って衆目を引きますぜ。それこそ、街の住民の関係者、商品を納めていた業者、マスコミ、野次馬、借金取り、歴史学者、藤岡弘探検隊に至るまで、原因究明を計るべく、よってたかって穴を掘りまくるでしょう。
軍隊が頑張っても、それだけの猫や杓子を防げるとは思いません。
この巨大な街でエドは何故かあっさりダンテの拠点・劇場を発見。ここだけ電気が煌々とついてるせいかしら。
何でか、その大広間で踊ってるロゼ。 うっ、大変!腰のくびれがないよ、ロゼ。女の人は出産したらすぐ何とかしないと、体型が崩れちゃうのに!ダンテ、そんな体でもいいのか〜。エドが何とかと言ってますが、ならば何でウィンリィをさらってこなかったんだ。そっちの方がドラマ的に面 白いのにさ〜。女の妄執ギラギラなのに、どっかずれてるよ、ダンテ。
エドはすぐダンテの正体を見破り「等価交換」とか「命の平等性」とかの議論が始まる。最終回近くのこの手のラスボスとの応酬は避けられないかも知れないけど、もう飽き飽き。原作のエドなら「くっだらね」と一言で返すだろう。
命が平等な訳ないじゃん。才能に差があるのは当たり前じゃん。努力が同じだけ報われないのも当たり前じゃんか。その多様性こそが生命なんだから。
卵子に群がる精子の中で選ばれるのは、たった一匹だ。全員平等とかで、そんな命の仕組みを 非難出来るか?女は毎月月経を迎えるし、男は自慰しまくるし、セックスしたって絶対妊娠する訳じゃない。愛する人相手だって、しない方が多い。一生に一人か二人の子供を持てば、多すぎるくらい。魚だって何万個も卵を産んで大人になるのは1匹、2匹。生命ってそんなもんだ。我々は偶然の子なのだ。戦乱や貧困が続いてる国に生まれれば、私だってこんなHPなんてやっていられない。
だからこそ、命は尊いんだ。ここに「在る」事が凄い事なんだ。相手の個性や才能に敬意を払うんだ。色んな文化があるんだ。金を出して、その作品を見たり、長く保存したりしようとするんだ。自分の才能に気付かないまま死んだりする事もあるだろう。運悪く日の目を見ないまま死んでしまった偉大な画家や作曲家なんて大勢いる。
だからこそ、努力して夢が本当にかなう事が素晴らしいんだ。希望が生まれるんだ。
ダンテにしても、たまたま偶然恋人だったホーエンハイムが賢者の石を創れる程、優秀な錬金術師だったから、不老長寿の方法を得たにすぎない。裏で世界を動かしてると「私は人間じゃないから」世の理から外れたから何だって許されるのよと傲慢に思ってるんだろう。つまらん。何か在り来たりの理屈過ぎて、登場開始から最後まで深みを帯びないラスボスだねぇ。
赤ん坊は相変わらず門の鍵の役目を果たしているようで、議論の途中で門の向こうにいきなりぶっ飛ばされるエド。この赤ん坊自身には何か影響がないのかね。赤ん坊で真理見ちゃって、某SFデューンの子供達みたいに「忌まわしい者」になったりしないかしら。しかもヤク漬けだしさ。
さて、エドが気付くと鏡に写っているのは、見知らぬ、でもエド似の金髪金瞳の短髪の少年。 びっくりする間でもなく街中で爆音がして、部屋に「逃げろ、エドワード君」と飛び込んできたのはホーエンハイム。
「オヤジが何でここに?」
「え?もしかして君は「息子」のエドワード?」
とトンチンカンな会話をしていると、お空にはナチスのツェッペリン。そう、ここは第二次世界大戦中のロンドンでした。えー。
真理の奥の奥って大英帝国なんですね。ふう〜〜。 そりゃ、ラースも赤ん坊なのに無理矢理こんな所に送られちゃ怖かったろうよ。
ついでを言えば、もしかすると、このロンドンのどこかに10歳のアルがいるかも知れない。
ただし、中身はどうだか解らないけどね。 つーか、何でロンドン?!

♪ ロンドン、ロンドン、愉快なロンドン、楽しいロンドン、ロンドン、ロンドン ♪

という、一回聞くと忘れられないCMが福岡ではあるんですが、それくらい下らない気分です。
ああ、♪ ロンドン、ロンドン  ♪

(次回タイトルは「死」。はい、死をテーマにしてると以前書きましたが、ここまであっけらかんなタイトルつけるとは、シベリアのように寒いわ、ピエール(^^;)

 

第48話」「さようなら」

さて、ハガアニも残すところ3話。ばんざーい、ばんざーい!これで解放されるのね。
10月からは「BLEACH」のアニメ感想でもやろうかな。
笑っていたウィンリィの正体はエンヴィーでした。ピーチ姫なので、いとも簡単にさらわれるアル。10月号のガンガンで私を感涙させたアルの面 影はいっちょもなし。こーまでないといっそ清々しい(怒)。
イズミがエドを助けにくるが「お前なんか知らないやー」と、ラース駆け去る。まーね、動くの遅いよね、師匠。でも、最後まで動かんかったらどーしよーと思ってたのでまぁいいか。
魂のないニーナを抱いて消えていくエヴァおたく。顔に眼鏡。腕に実物大フィギア。手に紙袋を下げれば、コミケでよく見かける姿に!
「あいつは一生魂のない娘を抱いていく。それがあの男の罰だ」
と、見逃すエド。これでグッバイね。本当にグッバイね、タッカー!!!そーであってね! コンクリートねろねろ、あの穴に流し込みたいわ。
大人になったなと師匠に揶揄され
「国家錬金術師になった時、大人になったと思ってました」
と、答えるエド。いや、それは傲慢すぎるぞ(^^;。自分の責任をとれるのが大人だと、私は思っているから確かにエドは大人になった。ならざるを得なかった。とにかくホーエンパパよりずっと立派だよ。
とりあえず、アルを取り戻す為、師匠と大総統の元へ向かう。
さて、大佐。いや准将。北方侵攻はほったらかしで駐屯中。
戸惑う将校達にクーデターを持ちかける。寝耳に水の兵士達は准将達のクーデターを阻もうと包囲。報告を受けたセントラルはさっそく鎮圧しようと大軍を差し向ける(人数的に駐屯中の部隊だけで解決できると思うけど)。実はセントラルにハボックに化けて潜伏していた中尉と大佐(紛らわしいから大佐で統一 怒)大総統暗殺を決行する為、大総統の屋敷を改築させ(どー考えても時期的に無理です。大工さんがロイの名前を出した瞬間終わりだと思います。それとも大工さん達が受付で、もめているのを利用して……陳腐。まさかそんなんじゃないよねぇ)二人で屋敷へ向かう。
さて、ほぼ忘却の彼方だったトリンガム兄弟。突然登場。何か父の日記をエドに渡す為だけ!にセントラルに来たらしい。 わー、最終回間近だから、懐かしのキャラ総出演ですね。田舎者で貧乏なのか、戦時下で物価が高いのか、ちんけな犯罪者ちっくが直ってない根がエド似のトリンガム兄。エドの名を騙った為に投獄。苦労してるんですねぇ、弟。前回と服装が全く変わってないあたり(;;)
何でも助けちゃう屋のロスさん達に危うい所を助けられ、そこへ軍部に乗り込んできたエド達と合流。父の日記を渡す。大総統の家の秘密が書いてあったらしい。ダンテさんと親交があったんですかね。城の秘密を知る者は普通 築城次第殺してしまうもんですが、ダンテさんは爪が甘いようです。
そこへ、あのアーチャー大佐登場。口からマシンガン。某アナウンサーのあだ名のようです。これではもうお食事もできません。 何か大層な機械鎧つけてますが、意味不明な程バランスが悪いです。半分は生身なのにどーやって立っていられるんだろう。FSSならファティマでも搭乗してなければ、戦う事もおぼつかなさそうだ。もー最終回間近なんで好き放題ですね。
イズミが頑張るという事で、一人大総統の屋敷に向かうエド。 エド達が拘束された新聞記事を読み、心配していた大佐達は軍部の側に立ち寄っていて、偶然そこへ飛び降りてきたエドと合流。
………て、何やってんですか、大佐!? ロイエドも結構ですが、部下を犠牲にしてセントラルに潜伏している理由は何ですか? 普通 に考えてもあんたの部下達は全員あんたに殉死です!例え大総統を倒しても、それを知らせる時間があるんですか? 仮にそれまで持ちこたえられても、やっぱり投獄は免れないというのに! この時間との勝負の時に、エド達が拘束されようが我慢しなけりゃなりません。もし、エド達が自力で脱獄してこない時は本気で助けに乗り込むつもりだったんですか? 
解らないよ〜ん。しかも大総統暗殺の理由が「ヒューズの敵討ち」。ええええええ???? わたくし、ヒューロイですけど、そんなのロイたんじゃないわー。「あの男だけは許せない」って理由が私的すぎるわー。その為に積み重ねてきたものも捨てていいって、民衆の支持を受けなくてもいいって、何の為にヒューたんや部下のみんながあんたを支えてきたと思ってんのよー。最後の最後でマジ顔でそんな事言い出さないでよー。その為にハボックさん達は包囲されて銃撃されて時間稼ぎですか? 
何の為に大総統を目指してたの? この国を変える目標はどうなったの? 大総統を倒しても、軍部は変わらないよ? 根回しも一個もしてないのに、大総統倒せば全てが丸く収まるってそんなおめでたい訳ねぇだろう。ヒューズの敵討ちと大総統を目指す事を同時にやるのがロイでしょう? 何かあっと驚くような仕掛けがある事を祈るが大丈夫かなー。本気臭いし。
エドは「賢者の石」を永久に葬る事を決意したと告白。賢者の石を求める事が戦争を引き起こすなら、自分達も無関係ではない。自分達よりも夢よりも、もっと大事な事があるから。
ご立派な決意なんですが、彼の成長を褒めてあげたいんですが、賢者の石はアルなんですね。アルもダンテもホムンクルス達もみんなで心中するおつもりですか?扉の向こうに行っちゃうつもりですか?
確かに賢者の石はアニハガで戦争要因の一つです。でも、華氏911を観るまでもなく、戦争はそんなもんだけで始まりません。賢者の石は人の心が生み出したものだけれど、それを葬っても別 の「賢者の石」が、利権や憎悪が戦争を引き起こすでしょう。
もちろんエドはそんな事は解っていて、錬金術師として「けじめ」をつけに行くんでしょう。人間の出来うることはちっぽけだから、せめて出来る事をするしかないから。
錬金術師の始めた事は錬金術師が終わらせるしかないから。

でもさー、何だかなーと思うよ。それが到達点なのかなって。
私は賢者の石というのは「東の賢者の石」の略語だと思うけど、知識イコール悲劇というのはちょっと端的すぎないかな。よく母に「あんたは知識があっても知恵がない」と
よく言われるけど、知識ってそうじゃないかな。使いようによるんじゃないかな。石を葬れば終わるんじゃなくて、別 の道もあるんじゃないかな。アルを元に戻したり、イシュヴァールの大地を回復させたりしたりさ。永遠の命って、この星では生命の誕生と死が続いていく事でしょう? 確かに自分達よりも夢よりも大事な事はあるけれど、否定する事が解決になって欲しくない。
でないと、数万人の命を封じ込んだ賢者の石はただの狂言回しで終わってしまう。アルが賢者の石になってしまった展開が、本当にスーパーマリオブラザーズで終わってしまう。
ところで、同じ大総統宅を目指していたロイとエドがあそこで別れちゃう理由って何ですか?
二人の最後の握手はそれらしくて、とてもいいですけどね。



第47話」「ホムンクルス封印」

今度はスロウスの言いなりになっているアル。あ〜、もう賢者の石になって以来、アルの自我は殆どないようです。今回もおたついているだけで、見ているこっちはイライラし通 しでした。エドに任せっきりでなくて自分からエドを守ろうとする為、わざわざタッカーの所に来たんじゃないのか、アル!エドが何もかも引き受けて不憫だ。
もうアルは要するに「ピーチ姫」なんですね。マリオ(エド)に助けて〜位しか言えない無個性なトロフィーに成り下がりました。これでは兄弟の未来は幸せは望めません。何故ならピーチ姫はどんなに助けられても、またさらわれる宿命だからです。自分から決して脱出しようとはしないからです。
ラースはイズミとスロウスがごっちゃになって、精神崩壊寸前。かわいそう。
タッカーはまだ一杯ニーナ予備軍を作っていた様子。でも、目の前で殺人が行われているのにアルがちっとも止めないのが怖い。アルが壊れてるよぉ、ママン。物音だけで兄と解るのがいかにもアルですが。
機械鎧が壊れるたび「自分で錬成すりゃいいのに」と思ってましたが、精密機械はエドでも無理なんですね。関節もないけど動く落書きみたいな手を臨時に錬成するエド。
スロウスやらタッカーやらアルやら、エドの周囲は全員問題児だらけ。
「殴る奴をノートに書いておかないと忘れそうだ」 と切れそうになるのも無理はありません。スロウスを何とか封印の錬成陣に誘い込んで、母の骨で封印しかけましたが、スロウスに母の影を見ていたアルは「やっぱり母さんの骨でこんな事しちゃいけない!」と外にブン投げて全部台無し。しかも状況そっちのけで二人で大喧嘩を始める始末。ラストも仲裁に出てくるしかないでしょう。
骨を回収しに外に出たエドが見たのは、その骨を拾ってるダブリスの最終兵器ラース。頭痛がするような光景ですが、とにかく取り戻さねばなりません。 ところがラースはこれを体に取り込んでしまう。エドに渡すまいとする為か、何でも入れちゃう習慣なのか解りませんが、これがその後大変な事に。きっとラースが普通 の子供だったら、ポケットにみみずでもカエルでもパンでも何でも突っ込むタイプでしょう。よく言えばキートン先生のように考古学者の素質があります。悪く言えば、えー………(^^;
アルは隙をつかれて、スロウスに中に入り込まれて操られてしまう。何か余りに隙だらけで、最近のアルをどうフォローしていいか解らなくなってきました。
この為、ラストはラースと対峙。一途に信じ込んでいる人形を説得する術はありません。戦闘経験はラストが上なので、一方的にやられるラース。でも、弱点のペンダントをラースが手に入れ、逆に封印されてしまう。
「望み通り人間になって死ねるんだぞ」と刃を振り上げるラース。
「そうか………私は死にたかったのか」と呟くラスト。
前回思った疑問の答がこれなのか。やっぱり「死」が救済なのかな。悪夢からの解放なのか。死がアニハガの中心になっている支点がここにも。
ダンテ=「神曲」がベースになってるから、当然といえば当然なんだけど、別府じゃあるまいし「地獄巡り」はもう流行らないと思います。ロシアとかイラクの報道を見てる方がよっぽど胸を打ちますぜ。
ラストの死に顔はやや穏やかなのだけど、却ってラースに初めて疑問を抱かせたようだ。ならば、無駄 死にじゃないかも知れない。
完全な人間。人間になる事は死んでしまう事。ハガアニでは。そうなのか?死だけがホムンクルスにも人間にも訪れる平等なものなのか?
「答えられないのかっ、人間の癖に!!」と叫ぶラースは痛々しいですが、相手がよりにもよってタッカーなので何か滑稽です。というか、処分してなかったんか、スロウス。大概にしてよ。
エドはようやくアルに追いつく。アルごと凍結させる事で何とかスロウスを止めるが、スロウスは自らの細胞を振動させる事で水に戻る。
「記憶があるのよ」
何か今更言われても「そーだったけー?」と問い返したくなりますが、アニメとは基本的に重要キャラの死に様を描く時、お涙頂戴になりますからスロウスの葛藤もあった事にしています。お得意の後付けですね。だから、どーして話の合間にちょっとでもそーゆー伏線を張らないかな!(苦々しく)
「…………あの子達、誰なの?どうして、こんなに胸が痛むの?」
とか、何とか3秒でも言ってくれれば、いくらでも泣けるシーンになるのにぃ。
スロウスが錬成された時、何とピナコばっちゃん達は後処理をしてなかった事が判明。ええええええええ????
マジー??? いくら何でも変でしょう。探すでしょう? あんなもんが歩いていく姿を村人に発見されたら大事です! スコップで殴り倒してでも、地に埋めてしまわんと! それを今までどー思ってたんでしょう、エド達は。アルはばっちゃんを、ばっちゃんはアルが埋めたと思ってるんでしょうか。そんな………聞くだろう、普通 。花くらい供えるだろう。例えどんな錬成物だろうと。
「あの人の子供なら、いつかやると思っていたわ」
と、ダンテ。そーですか、ハガアニはエド達が罪深い子供だと、確定事項だと言いたいんですね。別 に反対しませんが、父親と一緒というのはどーじゃろー。少なくとも父親の動機は愛じゃなかったし。愛の為なら何だってしていいとは言わないが、ダンテに言われたかねぇや。
まぁ、スロウスを騙して引き取るあたり、女のドロドロさ加減が見えてえぐくてたまりませんが。
「これは俺達の罪だ」
どうしたらいいの?とただうろたえるアルを尻目に、敢然とスロウスに立ち向かうエド。少なくとも、エドは既に何をすべきか解っています。
ところがそこに飛び込んできたのは
ハガアニ中最もブレーキのないラース。確かに当初は助けに来た筈だったのに、またもや思考が土砂崩れのように横滑り。何の脈絡もなく「ママと一緒になるんだ」と強引にスロウスと融合してしまいます。というか、一体化する何のメリットがあるちゅうねん(^^; ただラースの精神の安定の為か。
ところがラースはついうっかりトリシャの骨を融合していた為、スロウスは完全に動けなくなってしまう(すいません、大爆笑しました(^^;)その体をすかさずエーテル化するエド。エーテルは常温で気化するので蒸発していくスロウス。それを見つめるエドのまなざしの痛い事よ。
もう一度、母じゃないと言葉にしても、母をもう一度殺す羽目になった。歴史は繰り返す。
アルを取り戻す時、それは同じ状況を生み出す事になるのだろうか。それとも?
それをこっそり伺うウィンリィ。
笑ってる。笑ってるよ。何で?何故、そこで笑う?そんな恐ろしい顔で。
というか何でそこにいるんだ。

鋼メインへ

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