第五十一話」「最終回(仮)」

最終回!!!! タイトルを公表しないなと思ってたら、本当にないみたい!!おい!(怒)

30分しかなくてどーするかと思ってけど無難(?)にまとめて、後は全てバックレか!? いいのか、それで?と、疑問符だらけの最終回ですが行ってみよーか!

死んだエドに向かって勝ち誇るエンヴィー。体を取るつもりで追いかけ回していたエドに死なれて茫然とするラース。ショックで正気に戻るロゼ。邪魔者いなくなって薄ら笑いのダンテ。 食欲だけに支配されてアルに突進するグラトニー。兄の死を目の当たりにして、やっとスイッチの入ったアル。
と、いうのがエドが死んだ直後の光景でした。
映画があるんで、エドが死んでも安心して見ていられるというのがネックですね。

大総統宅から車で連行されるホークアイ中尉と避難するご家族。そこへひどい蛇行運転で突っ込んでくる一台の車が!
普通、この場合「何さらすんじゃ、ボケが!」と運転手はキレるもんですが、乗っているのがびっくりアーチャー大佐なので敬礼する兵士達。しかし、こんな姿でいきなり現れても誰も驚かないんですねぇ。口からマシンガン垂れ下がったままで、絵で描くと舌出しっぱなしのまぬ けな顔になるんですが(^^; もう兵舎ではおなじみさんなのかしら。アーチャー、目立ちぃだから、朝の朝礼とかお立ち台でやってるのかしら。
地下室では大総統VSロイ。焼いても焼いても全然駄目。ワイン倉に誘い込んだのは、いくら何でもホムンクルス相手に罠くらい仕掛けてあるからだろうと予想したが、全然無策だった。わ〜、大佐、真っ正直すぎ!!
暗殺の実行犯じゃ権力者にはなれないよと、大総統。「自分の間抜けさぶりが許せないだけだ。これでは友人に顔向けできん」とロイ。ほんっとうにそうですね。 アニメのロイは青臭すぎて権力者にはなれません。 ついでに言えば、実行犯はエンヴィーなんですが。大総統、人違いだと言ってやればいいのに。
そこへ飛び込んでくるセリム。パパが心配だったらしい。どうも夫人の連れ子でなく養子に引き取ったらしい。ロイが串刺しになってんのに「ネズミはやっつけたよ」 のパパの一言にニッコリ。ある意味、肝の太い子(^^;
いつものパパスマイルでセリムの肩に手を掛けた大総統、急に苦しみ出す。
「火事になったら、お父様の大切なものが燃えちゃうから持ってきました」セリムのバッグから出てきたのは、金庫に大事にしまっていた大総統のドクロ。
「最後に信じる者は自分だけ!」と、さぞ大総統の脳裏にこの言葉がクルクルした事でしょう。
だからさ〜、グリードさんじゃないですが、どうしてホムンクルス達はあんなチンケな金庫に一番大事なものをしまうかな〜。まぁ、その金庫にしまう時、何故硬直しなかったんかな〜というツッコミは追いといてもさ(近づいただけでも駄 目という設定の筈だったけど)
逆上してセリムを絞殺してしまう大総統。ああっ、これは子供番組なのに! セリムは気を失っているだけでもいいんじゃないでしょうか!?
セリムが持っていたドクロを大総統に突きつけ、手に血で焔の錬成陣を描くロイ。
「あなたは何回殺せば死ぬのかな?」
……………セリムに心から感謝しなよ、ロイ。

さて、アルを喰ってるグラちん。突然停止。舌がビロ〜ン。あ、ママ!ウロボロスの入れ墨が消えてるよ? アル、錬金術でグラちんの舌の構造を変化させたらしい。
「何て事! 錬金術は使っちゃ駄目だって言ったでしょ? ああ、そんなに減って」って、ダンテに叱られる筋合いはないんですが(怒)。
でも「僕に触るな!」とアルに凄まれて、あっさり怯むダンテ。あああ、このアル久しぶり。やっぱり濃ゆい面 々が巣くっていたから、心が迷子になっていたのね(;;)
「たくさんの犠牲のおかげに僕は賢者の石になった。でも、僕は元々、あの日死んでいたのかもしれない。だから……」
いやああああ、やめてぇ、 アル!!!そんな悲しい事言わないで!! 体がなくたって、感覚なくたってエドが頑張ってこれたのは、スカーがイシュヴァールの民の事をすっかり忘れて、あなたを助けようとしたのは、あなたを大事に思ってるから、生きていると、人間だと認めていたからでしょう?? 同人誌に満々てる卑屈な言葉を最後の最後に言わないで! エドが聞いたら、どんなに悲しむか(;;)
させまいと突っ込んでくるエンヴィー。
「……危ないよ」
と、手を合わせつつ、呟くアル。7つの錬成陣が壁に浮き上がり、エドの再生が始まる。

ロイはやっと大総統を消滅させる。ぜーぜー。見てる方もぜーぜー。(10月号のラスト戦と戦いの内容はほぼ一緒なんだが、印象は天地の差)
セリムの亡骸を両手に抱いて、正面玄関に出た所を待ち構えていたのはアーチャー大佐。大総統をお助けせねばとここまで来ながら、今まで藪の中に隠れていたのは何でやねん(^^; 笑いながら銃を突きつけるアーチャー。その図体なら殴った方が確実やないか?と思ったがまぁいいや。
必死で走ってきたリザさんは銃を構えてるアーチャーの背中に数発ぶち込む(どーやって兵士達を振り切ってきたかはスルー)。激しい銃撃や至近距離の手榴弾の爆発には平気だったくせに、この程度で あっさり死んじゃうアーチャー。どうもシレンの正面戦士と一緒で背後の防御はからっきしらしい。どーいう改造なんだろう。
間一髪間に合わず、既に血の海のロイ。「ロイ=マスタング!」初めて名前で呼びかけ、慟哭するリザさん。ああああああ。

さて、門の前のエド。
瞳孔開いてると思ったが、アルの言う通り、まだ完全に死んでない事になってるらしい。アルと一瞬向かい合うが、アルは消え、錬成に巻き込まれたエンヴィーがいつもの通 り、むかっ腹立てながら立っている。兄弟が透き通っていて、エンヴィーが生々しいはエンヴィーだけが生きているからなんでしょうね。
門が生命の樹ではなく、あからさまに神曲の地獄門なのが困りもん。門の向こうにホーエンパパがいると知り、有頂天になるエンヴィー。
「やめといたら? 何が起こるか解んないし」というエドの忠告は当然聞く耳持たない。本当、この二人って、血が繋がってる……(^^;
「この門をくぐりし者、この先一切の希望を捨てよ」とどっかに書いてある筈ですが、やっぱりエンヴィーもエドの兄ちゃんらしく注意書きを読む人間ではなかった(^^;
さっそく門に突撃。ところがラース予備軍に体を欲しがられて、エドになり、ホーエン若パパになり、ついには水竜になって、門の向こうへ突進していく。
「父さんの元へ!!」
って、エンヴィー、そんなに父さんが好きだったんかい。実の母親なのに、完全にスルーされてるダンテって、女としても母親としても失敗しているなぁ。
「……………アル」

エドはアルが自分の為に消滅したことを感じ取り、涙をこぼす。

気がついたエドの前には心配そうに覗き込むロゼ。
「……何で泣いてるんだ?」
自分が泣いている事に気付いて、涙を拭ったエドは右手が元の生身に戻っているのに気付く。死んでいた間の記憶は忘れてしまうんでしょう。
「死んだあなたをアルが錬成したの」
と、打ち明けるロゼ。
「アル!」
思わず顔色を変えて、アルを探す
が赤ん坊の泣き声に我に返り、言葉もなく立ち尽くすエド。

ダンテは胸元まで腐ってるのに、賢者の石をなくしてしまってがっかり。大総統に再度石造りをさせようとエレベーターで上に向かう。ところが床からグラトニー。うっかりグラちんを元に戻すのを忘れてたわと悔やんでも後の祭り。ハガレンは本当にうっかり者、粗忽者が多いなぁ。慌てて手パンで応戦するが、エレベーターが開いた時、そこには誰も乗ってませんでした。ゾ〜〜。
でも、ダンテはへたにしぶといから、グラちんと扉の向こうに行っちゃったのかもしれない。錬金術、もう使えないし、腐ってるけどさ。映画で再会かしら。会いたかねぇけどな。

そして、やっぱりアルの錬成に挑むエド。
何処まで行っても、この兄弟は堂々巡りを繰り返すし、禁忌に躊躇いもしない。学習しないと言われれば、それまでだけど、この二人は「二人で半人前」だから、片方を失うなんて事は世界を失うのと同じなのだろう。一番側にいるのに、一番遠くて、ずっと求め合い続ける。片時も離れていられない。鋼はそういう物語だ。世間の常識も道徳もこの二人には通 用しない。死を受け容れるとか何とかは「兄弟間」に限ってはないのだ。(ヒューズさんやその他は受け容れているからね)
お互いがお互いの死を受け容れるのは、人並みの生活を経た後の話なんだろう。彼らは別 に不老不死など望んでいない(少なくとも原作は)。罪を償うというのもちょっと違う。彼らは普通 の人生を取り戻したいだけだ。
一歩間違うと楳図かずおの「洗礼」ですが(母親が娘の体を乗っ取って、普通の女の幸せを求めようとする。その為にはどんな手段も選ばない…というえげつない話)彼らの場合、痛々しいばかりに悲しいし、他人を踏みにじってまでやりたくないという「清潔さ」が道を踏み外す事からまぬ がらせているんだと思う。
だから、會川氏もアルが賢者の石になったのは、不可抗力という形にしたんだろうけどさ。いや、でもこれは今でも賛成しかねるけどね。
アルを錬成するにあたって、エドはロゼを立ち去らせる。この街を壊すからと言って。ついでに手足のないラースを担いでいってねと(^^; 片手に赤ん坊。片手に10歳程度の血だらけのガキ。服は重たい白いドレス。しかもバカ広いこの街を突っ切れと。過酷なお願いですね〜。
「あなたも一人で戻って来れるわよね。だって、今は立派な手足がついてるんだから」
この言葉が言わせたくてウィンリィでなく、ロゼにしたのか、會川。1話に戻ると。でも、ウィンリィがねぇ、最後の最後でヒロインじゃないんだねぇ(;;)
ロゼの言葉に驚き、笑うエド。でも、アルの為に既に体を捧げる決意をしているエドの心中はいかばかりか。
「戻ってこい、アル」
自分に錬成陣を描いて、人体錬成に挑むエド。
だけど、これなら最初から賢者の石なんてなくたって出来たって事!? 二人一緒でないと意味ないから、ただやらなかったって事? 子供の時は二人がかりで駄 目だったけど、経験摘んだからオッケーって事?
謎は深まるばかりでございます。



さて、事件その後。
ブラーチャバックにあり得ない展開続々。ダンテがいなくなった位で、大総統失踪ってだけで政権がこんなに変わるなんて普通 どう考えてもあり得ないぞ!!! シェスカがナレーションだから、電波なのだと思いたい。
まず、少佐達の反乱は一切お咎めなし!!! んな訳ないだろう。全員投獄か射殺だ。軍法会議だ。兵役から除隊だ。
軍部の決定権は議会に速やかに移った!!!  寝ぼけるな!大総統がいなくなれば、他の奴がトップに就くだけだ。革命が起こった訳でもあるまいし。ロイが根回ししていたのではない事は歴然としている。ロスさん達の決起もどーなったんだ?不発か?
イシュヴァール政策も一変した!! うさん臭ぁ。締め付けが弛んだのが関の山だろう。まして、イシュヴァール人達内部の掟は変わらない。兄弟が追放者を受け容れたのはあり得るが、他の人はまだしないと思う。
ロイの回復は当分先。片目になってるし。で、でかい眼帯だ。「計画は完璧だったのに」とぼやくリザさん。え〜〜〜??? ど、何処らへんが? 「完璧などあり得ない。だから世界は美しい」と返すロイ。訳解らないや、次。
生身で蘇ったアルフォンス。デンと遊んでいる姿がかわいい〜〜!!(^o^) ロゼの赤ちゃんの育ち具合から見て、半年後??
発見された時は10歳の少年の姿なのはいいんですが(それは私も考えた事あるし)超問題は母親を錬成して、その後の4年間の記憶が全くない事。
パパが「お前が得たものを全部返せば、元の体を取り戻せるよ」と言った言葉通りなんでしょうが、ちょっと待て。
直前までの記憶がないって、門にぶっ飛ばされて、気がついたら兄はいない。当然、全裸。唯一説明してくれそうな(しかも出口知ってそうな)ロゼは既に出発済み。しかも得たいの知れない地下の人っ子一人いない死の街。
ここが門の向こうとアルフォンスが思ったかどうか。
半狂乱になった10歳のアルフォンスがエドを探して、探して、あのセントラル並に広い街を絶望と悲嘆に打ちのめされて、駆けずり回った事を思うと、発見された時のアルってどんな状態だったのか考えるだにゾッとする。
しかもあの日から4年も経っていた。自分はずっと鎧だった。
兄と乗り越えてきた悲しみも喜びも 旅の思い出も何もかも失って、心が成長した部分もなくしてしまい。アルが誰にどんな風に説明を受けたか。どんな顔でそれを受け容れざるを得なかったか。
それを全部はしょって、スルーして、デンと楽しげに笑うアルは一体どれ程の悲しみを乗り越えてきたのか。
アルが師匠に「もう一度錬金術を修行したい。兄さんとまた会いたい」と懇願するのも当然だ
。兄と再会すると決意する以外、アルにこの先どんな乗り越えられる力が湧くというのか。
彼らは繰り返す。生きる為に。前へ進む為に。
それをとやかく批評する言葉を私は持たない。
會川氏がここらあたりを完全にスルーしたのを、つくづく恨むよ。思いつかなかっただけかも知れない。ちくしょう〜〜!!!!(;;)
(私的に11歳アルと釘宮声が一致しない〜(^^; 何故? 鎧の時はあんなにかわいいと思ってたのに!!!! 11歳では幼な過ぎだ〜〜)

反対に結局、ラースとの問題にケリをつけられなかった師匠は暗い顔。ラースが入院している間につけようがあったんじゃないかと思うが、何してたんだろう? これも映画に持ち越し?
そ、そこまで引っ張るのも〜(^^;

さて、急に世界は変わって、魔法陣を囲む教授達。何か歴史的にロケット開発に携わってる人達らしいが、 俺は科学が弱くてよく解らないや。とっくに腐り切ってる筈のホーエンパパも元気に参加している。相変わらず得体の知れない道を歩んでいやがるな。
場所はミュンヘン1021年。歴史的には描写は正しいですがスラムみたいだ。灰色の世界。 最終回だから、BGMがショパンの「別れの曲」なんかな。
パパが部屋に戻ると本物のエドがいる。正確にはアルに蘇らせてもらう前のエド。なので、五体満足揃った筈なのに、どーゆー訳か落書きの機械鎧姿に戻っている。しかも動かないし。この辺の不条理はアメリカのB級映画にありがちなので、気にしてはいけない。
元の世界に戻る為、宇宙に出ると言い出すエド。錬金術が使えないんだから機械に頼るというのも解るが、13日の金曜日のジェイソンみたいで話に行き詰まったから、宇宙に出ちゃえ。宇宙に出れば何とかなるみたいで、今後不条理路線なんですかね(「あそこにはエーテルがある」って? そんなにエネルギーが? 科学に疎い私に誰か教えて下さい!)アインシュタインをうさん臭い呼ばわりしているから、そーゆー事でいいかも知れない。
既に映画版の衣装に髪まで伸びてるエド。どーしてパパと仲良くやってんだろう。解らない。どこらへんで和解しとったんや。
アルを元に戻したつもりだが、自分自身は分解されかけたんで、 こっちの世界に無意識に来てしまったらしい。代価なしに何かを得たのかも知れないと危惧するが、パパに4年間の旅自体が代価だろうと諭され、納得する。やだね、あのパパに諭されるなんて(^^;
で、エドが出発した後、パパめがけてエンヴィー竜がチュドーン!!と降ってくるかと楽しみにしていたのに、スルーですか?何処行ったんや、エンヴィー! エドより先に出発したのに!! ずっと先の時代ですか? ロンドンですか? ああ、本当にハガアニは最後まで粗忽者で一杯(^^; 映画でどんな出方をするのかね。ところで何で竜になれるんだ、エンヴィー。

そして、列車の中でお互い無意識に同じ姿で、青空に手を伸ばし、再会を誓い合うエドとアル。お互いの瞳の焔は消せない。

以下、映画「シャンバラを往く者」(ゲラゲラゲラ)に続く。あれ、エドの腕、動くやんけ。

さて、今後ですが、錬金術も使えないただの口の悪いガキに成り下がり、しかもちっこくなくて、トレードマークのお下げもやめ、国家錬金術師ですらなくなったエドと、鎧が大画面 で見れないのがすっごくツライんだけど!でも、生身も捨てがたいしのアルで、どげに飽きっぽいお嬢さん達を劇場に引っ張るつもりなんでしょう。
これが一体「鋼の錬金術師」と呼べる映画になるんでしょうか?
金払ってまで、行く価値あるんでしょうか???? やっぱり愛情が試されてしまうんでしょうか。


感想はこれでおしまいです。
容赦ない罵詈雑言の数々、勝手に思った事を書き散らしているだけの、へたな文章に本当に長い間お付き合い下さりありがとうございました。
私はあくまで原作派でアニメ派の方に辛かったでしょうが、やっぱりアニメのおかげで鋼に出会えた恩はあるとはいえ、アニメはパラレルと思っても余りに何だろう(^^;という感じでした。
これで来週からハガアニのない平和な世界で 過ごせます。

もし、今度はこんな作品の感想が読みたいというリクエストがありましたら、どうぞ。


第五十話」「死」

カウントダウン後2回。もうすぐ自由な土曜の夜がやってくる。ふふふふふ。
ロンドンの街を逃げてるエドとパパ。最近、戦争シーンのBGMにクラシックって流行ですか? しかもベートーヴェンの5番「田園」。すんごい爆撃シーンならモチベーションも上がりますが、しょぼいもんな。民衆はみんな丘の上にもう避難してるし。飛行船のてっぺんで「ヘルシング」の少佐がタクトを振ってる所でも見せて下さい。
「これは俺の体じゃない」と言うエド。先週とっくに気付いていると思ったが。
パパの話だと錬金術の代わりに機械文明が発達したのが、この扉の向こうの世界とか。飛行機が飛んでるか否か位 の差しかないように思えますがね。(「飛べない天使」のハンドグライダーはなかった事にするんだな 笑)
戦車も電話も機関車も車も機関銃もあるエドの世界より、他にどんな文明が発達してるんだ(^^; 丘の上の全員がいきなり携帯してたら凄い!とかいうけどさ。マイノリティリポートばりの未来社会にした方が解りやすかったのに。
さて、時間稼ぎ中の中佐達。サブタイよろしく全員殉死とでも思ってたら、まだ無事。戦車に機関銃って、ハボックさん、相当ヤケ起こしてます。反乱なんぞ早期収束しないと百害あって一理なしなんで、ハクロ将軍より賢者の石もどき持たせた国家錬金術師一人投入した方が早いと思うんですが、軍は結構呑気君だ。
師匠相手より、 いっそここでアーチャーを投入した方が衝撃的だったんじゃないか? もはやグッズは断念し、フィギアに鞍替えしたのか、アーチャー。手榴弾が近距離で爆発しても平気。目ぇ血走らせて「大総統をお守りしなくては」って、きっと非常に迷惑な展開になると思います。
ロスさん達は「仲間で決起」とか師匠に言ってます。中佐達と共同戦線だとあかしてますが、下級将校の反乱は成功率が低いです。上級仕官を抱き込んでナンボです。そんな高潔な将校が軍にいたかねぇ。兵の大半が何も知らないで大総統側にいるんだしさ。これで死んでる兵士達かわいそうだ。友達いないロイの弊害がこんな所に。どーせオリジナルなんだから、ヒューズさん生かしとくべきだったよ。むかつくけど、もう一人友達か同志キャラ出すとかさ。
ところでパパの話の続き。 師匠が過去に「何かトリックがある」と言ってたハガアニ錬金術。その解答。
「この世界では死が満ちている。 その過去から未来に至る全ての命が錬金術の源になる。等価交換か…。しかし、壊れたラジオを元に戻すために必要なのは同じ質量 だけじゃなく、復元するエネルギーが必要だ(略)錬金術師はここに小さな門を持っている。この門を開けて、命を搾取して力にしている」
へ〜〜〜(^^; エントロピーとか質量保存の法則とかわたくし、高校の期末考査で物理が3点という目も当てられない点数を平気で取る女ですから、 そこらへんよく解らないですけど、科学者にとって、その問題は基本中の基本なんじゃないんですか? 今まで世間的にはどーゆー説明がなされてたんでしょうか。確かに錬成陣に手を置いたら、バン!て錬成反応起きるの不思議でしたけどね。これじゃ超能力じゃないですか。錬成陣というより、魔法陣ですね。錬金術の才能って、そーゆー門のデカさや開け閉めの上手なんですか?
そんなんマンガじゃけぇで済ますべき事なのに、これまた致命的な設定だよ、ママン(^^;
じゃさ、エド達側で戦争がたえないのは、ダンテが何もしなくても、向こう側が自然にバランスを取ろうとして起こってるとも言える訳だ。一方的な搾取じゃ枯渇しちゃうからね。でも、そーなると一体何処の誰が最初に錬金術なんて思いついたのかって話になってくるよ。台所で発生したともいう起源はどーゆー事か是非聞きたいもんだ。
これだと、賢者の石もただの門をでかくする装置に過ぎない。だから、創るために大量 の命が必要。
ん〜、でもおかしいな。何で「人の命」じゃなくちゃいけないんだ? それがどうして膨大なエネルギーに変換されるんだ? 石油とかメタンとか溶岩とかウランとかそっちじゃ何故駄 目なんだ? その科学的な根拠が解らない。パパの話はもっともらしいけど、非常にうさん臭いです。FF7みたいにライフストリーム云々とでも言いたいんでしょうか。さすがファンタジーですね。なら、過去のロンドンなんか出してくるなよ。
ほいで、パパがママと結婚したのは愛してから。腐った体を見せたくなかったから。今頃、戻ってきたのはダンテがエド達を賢者の石ぐるみで狙ってると知ったから。
でも、いっちょんダンテとマトモに戦ってなかったですね! ダンテが「賢者の石は作れない」と知っておきながら、今まで身を隠して対策練ってないし、チャーチル首相とつき合うより大事な事があるんじゃねぇか? しかも錬金術使えなくなったから、もう戻らないだと! エドが来る前に戻れた筈ですよね。それをエドに似てる少年の側にいたいが為に棒に振ったと。 トリシャが愛してくれた体のままで死ぬとか感傷にふけって、全部息子に現世の事を押しつけて、責任逃れするのも大概にしたらどうですか! 勝つヒント一つ教えないもんなぁ。もう訳が解らない。むかつくぜ、このオヤジ!
そんで、そこまで執着した「こっちのエドワード君」は飛行船の墜落であっさり死んじゃいました。あっはっは(怒)。
ところでオヤジ「こっちにアルもいるかもな」って探さないのかよ、テメェ。
さて、やっと大佐VS大総統。大総統は事前にセリムに自分の骨を隠した金庫の鍵を渡す。
「私の命は君が握ってるんだよ」
やっぱり根はダンテを信用してないんだな、大総統。 でも、グリードさんの時と同じくあんな金庫にしまうのはよした方がいいと思います。アーチャーの足音が聞こえるし。ホムンクルスは学習しないんですね。
ワイン倉で二人は対決。ホムンクルスは錬金術を使えない筈ですけど、自動的に錬成陣で接合される隠しドア。大総統の言葉を要約すると「愚かな人間を煽って、賢者の石を戴いてます。漁夫の利です。どーもありがとう」に聞こえます。この世が狂ってるのは錬金術師のせいなんだから(ダンテも含めて)。大佐もわざわざ、ここに呼び出したからには罠くらい張ってあるだろうが、来週に期待(にしても、あっさり忍び込めたな、大佐。本当に余りにも軍部の警備のお粗末さには…。さすが英国……ゴホゴホ)
さて、アル。錬成陣に縛り付けられて、賢者の石活性化中。アル、根性出せや(;;)
ニーナの時はこのまま使えたのに、ダンテは「完全な石」にするとか言って、グラトニーに食べさせようとしています。何だかな。何とグラトニーはダンテ作「元々、紅い石製造用に造ったホムンクルス」である事が判明。だから、食欲ばっかりだと。えええええ?? その割にグラトニーから全然無視 されてますが。
ホムンクルスは人体錬成の結果出現するんだから、ダンテは大総統やグラトニーを造るたび、手足かどっかを持っていかれてる事になります。へー、その為にわざわざ?
ラースの方はあいもかわらず「ママ!」オンリー。へたに錬金術を使ってもらうとまずいので、エドの手足を門の向こうに引きちぎって持っていってもらう。もう無茶苦茶ですね。赤毛のアンのダイアナは物語を書く時、扱いに困ると誰でも殺しちゃうそうですが、そんな感じですね。
この子はいったい何の為に出てきたのか。かわいそう。オリキャラとはいえ、扱いが雑すぎる。師匠、間に合いそうもないし、ラストが投げかけた疑問も発展しないままか。これも最終回で本当に何とかするんでしょうね!?
ところが門は消えない(そんなに簡単に開けたり閉めたりもどうかと思うが。赤ん坊だけじゃなく磁場に影響するとか何か本当に心配)。

しかもエド帰還。理由は向こうのエドが死んだから。え、影響ないのか、現世に。しかもエドの手足戻ってないし。向こうでは手足だけ戻ってどーなるんだーーーーーー!!! 過去のロンドンで!!!! 墜落の火事で丸焼けかーーー!!! やめてーーー!!!
エンヴイーはさっそくエドに襲いかかる(マルコーさんはやっぱりメイドさんと一緒にグラちんにおいしくいただかれていた事が判明。あ〜あ)
エドが嫌いな理由は彼がホーエンパパが最初!に造ったホムンクルスだから(他は誰を造ったよ、パパ)。しかもパパとダンテの子ですって! エド達のお兄ちゃんですって!  地獄に落ちろ、パパ。でも、どーして母親のダンテを憎まないんだ、エンヴィー? ホムンクルスの精神は偏ってるなぁ。 
エド、ヒューズ(;;)もママン(;;)もロイ(^^;もボコボコ。ママンやヒューズの感動的な別 れはもうスルーしてるのか、エド。 そりゃ、目の前で堂々と化けちゃねぇ。
でも、パパ(しかも若い)は殴れないエド。何で〜? 今こそ百個関節を増やしてもいいくらいボコれよ。しかも肉体を転々としてるホーエンハイムの若い頃だと一目見て何で解るのさ。
んで、隙が出来た時、エンヴィーに胸を腕でぶち抜かれるエド。わー、瞳孔開いてるよ、ピエール(;;)

あー、そんで「死」ですか。戦争と主人公と門。えーと…………。
グッバイ、エドワード=エルリック。余り感動がないな〜。

次週は全てと引き替えにアルがエドを蘇らせ、ダンテやら他のホムンクルスは門の向こうへ放り込んでおしまい、かな? せっかくラースの骨も持ってきてるしね。1時間あるようだしさ。ホンマに頼むよ、おい。

でも、やっぱりここで「エド!」と叫ぶのはロゼでなく、ウィンリィの役目じゃないか? かわいそうなヒロインだなぁ。せっかく途中で無理に出番を作ってたのに、最後の最後で無視とは。だから、ドラマ的にさー、へたくそだっていうんだよ。
せめて、エドの使っていた何かが壊れたりして、ウィンリィが予感するとかそーゆーシーンを挟んでやってよ、もう。

アル、本当に根性見せてよ。愛してるんだろ、兄さんを。最近は「戦うヒロイン」が流行ってるのに、ヤラれっぱなしはもうイヤだ。勘弁して。

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