第25話「別 れの儀式」

さて、遂に恐れたXデー。
展開の違いに一縷の望みを託していたが、やはり断たれた。もう一度この瞬間に立ち会わねばならぬ とは。
突っ込みどころが非常に多々あるが、それは次回以降の感想に回します。そんな事でヒューズさんの野辺の送りを汚したくないから。

有能な軍人であり、よき夫であり、いいパパであり、ロイの唯一の親友であり、理解者であり、エルリック兄弟のよき保護者であったあなた。

早すぎるよ。そんな場所が一番遠いと思っていたよ。

ごめん。やっぱり言葉が見つかりません。怒ったり、泣いたりしそうで。

大好きだった。本当に大好きな人でした。
別れなんて、まだ言えないよ。

 

第24話「思い出の定着」

昨夜書いた事は余りに大人げないかと思ったので、せめてここはよかったと思えるシーンを書いてみる。

1,アルの体術はかっこよかった
2,スカーにアルが「お前は人間だ」と言ってもらった
3,兄ちゃんが身を挺して、アルを助けにきてくれた

アルばっかやな……(^^; 2と3に関しては、前後を思い出すと、身長の事をとやかく言われたエドのようにぶち切れそうなので、酒を飲んで忘れる事にします。私は先週の客寄せ予告に釣られたから、怒ってるんじゃないのだ(;;)
と、とにかく来週ね、来週。


第23話「鋼のこころ」

……先週までの盛り上がりは何だったんだ。
と、惚けて「ニュースの森」など見ていても、しょうがないのでとりあえず感想。
流れ的にロス少尉、ビンタどころか『ジャンピング・エルボークラッシュ』 位かけてもいいと思います。国家錬金術師の地位 の大事な地位の説明シーンだったんですが、カット。あくまでアニメのエドは「子供」扱いなんですな。
アル、想像以上に喰われてました(^^; グラちんたら、おいたが過ぎるわ。しかし、動けない設定ってツライねえ。淀んだ空気が病室にどよ〜ん…。鬱病上がりのエドとびくついたアルの声が低く響くだけ。うおっ!!痛さ倍増ですが、先週までが凄すぎたので、何を持ってこられても痛くも痒くもありません。
ヒューズさんの絵が異常に綺麗になってるのが、妙に出番が増えている方がずーーっと痛いです。ああああああ。秒読みが、秒読みが。おろおろおろおろろろ。
賢者の石周辺の疑惑について、ロイにあえて話さないヒューズ。
「大事な人には心配かけたくない」というウィンリィへのセリフは、この場合対象はロイの事になりますな。25話へのカウントダウンばりばりですが、大佐が大総統の地位 を狙っている場合、この疑惑の事をほのめかしもしないというのは、いかがなものかね。本当に心配するなら、警告は残して置くべきだと思うんですが。何せ最高にヤバげな軍部の恥部だ。4巻の悲痛さは真相に気づいたのに、告げる時間がなかったという点が非常に大きいです。原作とアニメの溝を感じるのは、こーいう時もあるんだよな。
エド、アルが怒っている理由は「戻れるチャンスがあったのに、他の人間を犠牲に出来なかった兄貴の不甲斐なさ」と思っているらしい。 君は本当にアルの兄か。アルを何だと思っているのか。アニメと原作のエドはもはや1万光年どころか、別 の生態系から発生した生物のように違っています。って、いうか、今度チャンスが巡れば、アニメのエドは人殺しを辞さないんじゃないかな。しかし、やっぱりアルの声は君には届いてなかったのね(;;) かなしいよぉ。
アル、やっと錬成。リゼンブールから40キロ近い大荷物を担いできたウィンリィに乾杯。 君はイベントで箱を運ぶ時もきっと蝶のように軽々と持てるね!
アルに取りすがるエド、って悔しいが萌えだ。しかし、病院の屋上から飛び降りるアルに仰天。驚くべき身軽さだ。痛みはないかもしれんが、クッションやサスペッションのない鎧なのに、その衝撃をどこで吸収できるんだ? へしゃげるぞ。地面 に穴開くぞ。同じように飛び降りようとするエドにも仰天。これは未来少年コナンではありません。や、やっぱり地球外生物なんだ、そうなんだ。
「近寄らないで!」と、釘宮声がキュートなんだけど、やっぱり何となーく盛り上がらないまま終わる。あー、脚本は高橋さんか、やっぱなー。
ところでタッカーはどないなったんや。
p。S。師匠達が出てましたね。ほー。しかし、予告「アルのぬくもり」…って、普通 じゃない。やっぱり普通じゃないわ! 出来てたんだね、やっぱり!

 

第22話「造られた人間」

地獄巡りのバスは走る〜♪ 
「岬巡り」という古い曲をBGMに、會川節は本日も炸裂!
いきなり大佐とヒューズのピロートークで幕開け(違うって)
「最近私の出番が少ないのではないか?」と軍部の面々。豆がこの大変な時に(^^; ロイエドファンの間で大佐の株が大暴落しないか心配だ。そうでなくても、アニメ大佐に株の変動幅は凄いのに。悔しかったら、さっさとセントラルに出世してこい!
ヒューズのパジャマはきっとエリシアちゃんとおそろいで、ママのお手製だね!というツッコミはさておき、ヒューズ中佐に軍を動かしてと交渉するロス大尉達とアームストロング少佐。
えー?情報将校にそんな権限あるんですか? 大佐にも話さないって何故? 
訳解らないまま夜中に廊下をどかどか走るヒューズ達。そこへパジャマ姿のキュートな大総統現る。うわあ。グレイシアさんのお手製ですか? いいなあ、わしも欲しいよとか、無理に頼んだんですか?しれは余りにエグすぎな伏線だわ、でなく本当の伏線はこの時点で大総統が第5研究所に豆達がいて、しかも軍を動かす大事(グリードとか)と知りすぎてる事。 ヒューズだけがそれに気づくって、4巻の足音がひしひし近づいてますが、今は豆の事が色んな意味で心配なので、見なかった事にする。
さて、アル達VSラスト達。アル串刺し!!!ひゃあああああ! しかもグラちゃんてば、アルをぱくぱく。ていうか溶かしてら。強力胃液?うまいか?うまいよね。いいな、グラちん。怯える釘宮声がたまらん、エ、エロだ。こ、これも強姦に入るよね、ドキドキ。スカーは穴に落ちたので無事。結界でも張ってあるのかな?
アルによると、今までホムンクルスを造った人はいないんだそうだ。まさか。人体錬成を考えれば、ホムンクルスなどその前段階の研究と思うんですが、これも人工生命だから禁止だっただけじゃないか?むしろ、同格の禁忌だよね。キメラより余程罪深いし。鋼のテーマの一つは「生命って何だろう」ですんで、そこらへんもう少し情報が欲しいよ!
さて、一人キダムの悪魔と、エドは紅い水のお部屋。悪魔が囁きっぱなしというのは賢い演出だね。何だかんだ言ってやる気満々のエド。おーいおーい(^^; 二つの錬成陣をぶつけてその爆発力と圧縮がとか、ここの量 じゃ足りないとか、思いつきで7つの角の錬成陣を構築するとか、もう訳解らないさ。というか、マルコーさんの石は「未完成」品なんでしょ? 何かが足りないから未完成品。エドのやり方じゃ、そのプラスアルファが見えないぞ。「思いつき」だけじゃ、俺は納得しないぜ。せっかく核心の精製法なんだから、もっとちゃんとやってくれ!!!
「アルを創ったら、俺はアルを連れて姿を消す。その後は勝手にやってくれ」って、もの凄い無責任、恩知らず発言のエド。しかも相手は悪魔なのにぃ。何か本当に鋼の錬金術師なんか、この番組。會川脚本は本当に冷や汗が出て困る。
でも、キンブリーの爆弾騒ぎで天井が底抜け脱線ゲーム。あんな至近距離で大爆発して、キンブリー自身は大丈夫なのか? でも、囚人達にも死者が出ない所見ると、意外に見かけ倒しらしい。あれ?すると、二階の紅い水は全滅やんけ?錬成に支障はないんですか?
やっとエンヴィーとエドご対面。エンヴィー、悪意まみれで大変にグー。美人だし。しかし、ゆうてはならん事をーーーーー!!!性格設定が伯爵カインシリーズに出てくるドクターみたい。微妙。あー、でもアニメと原作は設定が違うから、まだいいか。ラスト達の目的も違うしね。
「早く人間になりたい」ベムベラベロ。あー、だから三人か。何故、人間なんかになりたいか全然理解できないが、何故か不思議に人造人間は本当の人間になりたがるもんなんですね。キカイダーの頃から、一歩も進まない、しかも絶対悲劇で終わるこのテーマ。愛してるよ、ジロー。
アルが人質になっちゃ、身動きとれないエド。うわーうわー、やるんか?本当にやっちゃうんか、エド? 殺人だけは、それだけは駄 目だよ!! アルの声も聞こえてないエド。もうこの時が一番怖かった。へたなホラーより余程怖かった。泣きたくなった。
あああ、でもよかった、よかったよぉ。前に進むってのは、誰かを踏み倒してでも、では無い筈。等価交換も、本来、何かを得る事は何かを犠牲にする事じゃなくて、何かを「与える」事だと思うんだけど、それは何かを「差し出す」事でもあり、特にアニメでは負の意味に転移している気がする。
等価交換がその負の意味大前提だと、錬金術に明日も希望もない。どうしようもない悲劇にしかならないと思うし、會川氏がそう描くなら、俺は何処かで袂を分かたないといけないかもね。俺はアルとエドには幸せになってもらいたいからさ。
スカーとロスさんのおかげで何とかピンチ脱出。スカー、あんたに礼を言わねばならんとはちょっと屈辱。「兄は弟を助けるものだ!」じゃ、エドの命を狙うのをやめんさいよ。アルに助けられたから、その恩返しかな?多分、違うだろうね、ちぇっ。
永久錬成って何じゃい? どーしてエドの腕はあんなに不自然に伸びるんじゃい? ベムベラベロの脱出はタイムボカンのマージョ様達じゃい。 少佐は助ける時、やっぱり脱ぐんじゃい。 拍手して、エド達を救出した後、囚人達は皆殺しにされるんじゃい。 キンバリーはグリードさん達と行くんじゃい。 
と、何だかもう番組終了後、混乱と緊張からの解放で笑いっぱなし。
超有名ホラー「悪魔のいけにえ」でたった一人助かったヒロインが、ひたすら狂ったように笑い続けるあの恐ろしいラストシーンみたいなもんか。
おかげで、いよいよ来たアルの話なのに、次週予告が何かどーでもいいよーな感じです。あー、疲れた。

 

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