第34話「強欲の理論」

井上脚本だと思い、枝豆とビールで自分を解らなくしてピンチを乗り切ろうと思っていたら大和屋脚本でした。デマだったのか。ホッ。でも、時既に遅く、正気を失っていたので、内容がちっとも解らなかったよ、ママン。
えーっと、開始1秒で死んだビドーがドブを流れていったっけ。 原作と違い、ホステスさん達も皆殺し。このアニメの対象年齢はいくつなんだろう。
エド達はまるで家を焼け出された被災者の格好で軟禁状態。まぁ、この毛布のおかげで例の囮エド人形を錬成して脱出できたのでいいんですが、歓楽街から下水道の何処をどー彷徨えば、山の上にあるダンテさんの家近辺にたまたま出られるのか。酔っぱらった頭では解りません。
少佐とロアの下りは原作通りですが、大総統は今回出番なしなので、ロアの力技で 脱出。ただし、しっかりラストさん達がくっついてきてますが。
アーチャーさんは爆弾魔さんと一人上海雑技団をゲット。ロア達程度のキメラなんて、タッカーがいればとか言ってますが、彼の実力は視聴者みんなが御存知です。毎回、エドが適当にでっち上げで乗り切れる程度の査定にも苦悩して、妻子を犠牲にした男の実力を、自分の身体にも大失敗してるのを見ても、解らないんでしょうか。アーチャーさんは人を見る目が本当にないんですねぇ。
さて、グリードはラスト達と再会。自分の運命を知って、最後までふてぶてしくて素敵だった会話と違ってちょっと淋しい。グリードがグラちんの顔を知ってても、ラストの顔を知らないのは外見が錬金術師達の禁忌ごとに変わってくらしい……って、それも何だかおかしな話だね。疑問は後半に続けるとして、ドルチェット達はグリードとアル達を逃がす為、ラスト達の前に立ちふさがる。ぎゃあああああああ!!!! ドルチェット達がグラちんに食べられちゃったよぉ!!いやあああああ!同じ死ぬ なら、大総統の方がいいよぉ!
「……おなかすいた」って、口くらい拭いて、グラちん!両方食べちゃったの!?
さて、グリードはアルとマーテルを森に置いて、一人ダンテの屋敷へ(あーあ、最後までグリアルの入る余裕はなかったわ(^^;)
前回までとは違う妙に目つきの座ったメイドのライラがお出迎え。
「あなたがここに戻ってくるのは知っていたわ。ここはあなたが生まれた所ですものね」
と、ライラ。
「お前、ばばあに何処まで聞きた?」と、不審がるグリードですが、そこはホムンクルス随一のお人好しなので、うっかりライラについていく。 すると、ダンテの真っ二つの惨殺死体が!そしてテーブルには頭のない人骨。そして、天井と床には何とフラメルの蛇を象った錬成陣が!
「そう、あなたの骨よ」
ええっ、グリードの骨?ちょっと待て!何でグリードに骨が別にあるの?ホムンクルスって、どんな状態で世界に出現するの? エド達みたいに新規で母の肉体を創ろうとした場合と、死体を元に創ろうとした場合と色んなパターンがあるの?グリードは後者? じゃ、やっぱりダンテが創造者?
話についていけないまま、錬成陣が発動。 賢者の石もどきを大量に吐き出し、一気に老け込むグリード。どうもあの石はホムンクルスの長生きの秘訣らしい。人の寿命を肩代わりしてる訳だね。これでグリードはラスト一回の寿命に。気付くと、ライラは消えていて、代わりに飛び込んでくるエド。ダンテの死体見て「手前か!」と大誤解。どうせ人の話を聞かないのは前回実証済み。言い訳する気にもなれず、もう自棄のやんぱちでエドと戦うグリード。
そして、遂にエドの剣がグリードの心臓に。
「さすが俺の見込んだガキだ」アニメはグリエド?らしい。
「アルは何処だ!?」と、言い募るエドに「とっくに解放した」と笑うグリード。
「ホムンクルスは創ろうとした錬金術師の骨を前にすると動けなくなる。それがホムンクルスの弱点だ」
ええええええええ?さっきの「あなたの骨よ」発言はナニ?じゃ、グリードの顔した人がグリードさんを創ったの?それとも、ダンテの昔の恋人がグリードさん?
変だなぁ。骨だけで、動悸発作息切れのグリードさんなのに、スロウスをもーしエド達が創ったなら(年代的にアウトですが)スロウスはエド達の前で何で平気なんですか?やっぱり違うんですか?ラストはスカーの兄貴の骨見ると苦しむんですか?でも、スカーの右腕は兄貴のものなのに、平気でラストはスカーにパンチかましてましたよ?ラースも師匠の前で大暴れしてましたよ?
骨にならないと無効なんですか?錬金術師が死なないと無効なんですか??
じゃ、勝てないですね。大変ですね。
どーでもいいけど、ダンテさんはライラの肉体を乗っ取ったんでしょうか?やりかねないからな、あのばばぁ。
ああああ、それよりとうとうエド、人を(ホムンクルスだろうと)殺しちゃったよ!!!!!3話は事故でしたと強引に目を背けるとしても、今回は待ったなしだよ!何て事だ。ホムンクルスは頭を吹っ飛ばしても死なないと、見てもないくせにエドが知ってたのは、ともかくとして、死なないから心臓突きました。でも、死んじゃいました、ぎゃああああああ!!!では、ちょっとおい、待てこら!!!だよ。殺人だけは荒川さんに止められていたんじゃないのか!?第5研究所で俺が何を恐れていたかって、それだったのに骨ズったら、あっさりやりやがってもうどーしてくれよーか、もうもうもう!!!
おかげで酔いが醒めちゃったじゃないか!
そーいえば、この回でマーテル死ななかったんで、アルの手パンがないじゃねぇかよ。封印のまんまかよ!!!!ちくしょう!!あの「出しなさい!」「駄 目だ!」がギャグで終わっちゃったよ。しょうがないけど、もう何処をどう怒っていいか解らないよ。
大佐の指パッチンも忘れられたまんまかよ。ああ、ウィンリィ、もう家に帰んな!

第33話「囚われたアル」

やっとさよなら、會川脚本。来週は地獄の井上脚本。安心してられるのは今週だけ!?
大総統はセントラルなので、原作とは遂に今週で当分お別れ。
原作通りの分、バンバンはしょって見たいシーン、聞きたかった台詞が大幅カット。7巻をほぼ1話で終わらせてしまって、よく言えばぜーたく、悪く言えば「手前ぇ、月夜のない晩は背後に気を付けろよ」とデビルズネストファンを敵に回すよな構成。
こんな省略ぶりにしないと今後が語れないのかな。後3ヶ月、どんなオリジナルが我々を待ってるんだか。
さて「小さい頃、よく兄さんと鬼ごっこしたっけ」とあんたの人生の思い出は兄さん抜きの光景はないのかと、俺の子宮をたぎらせてくれたアル祭り廃工場全エピはカット。 アルは部屋から一歩も出られず、あっさり捕獲。本当にあっさり捕獲されるんだもんなぁ、あああ、もったいない、廃工場(;;)
グリちんはエドちんの足を潰しておこうか考えますが、ダンテさんがギロギロ見てるので、何か母親にいけない所を見られた高校生のように恥じらいつつ撤退。ダンテさんて、ホムンクルス達にとって、そういう存在なのかな?ホーエンハイムやら「あの人」とお知り合いの所を見ると。 しかも悪い母親なんだろうな、多分。
きっと暴悪という先週の予想通り、ダンテさんはアルが誘拐された行き先は、エドにはぜーんぜん教えず(おかげでエドは街中駆けずり回る羽目に)イズミに「これ落ちてたわ」と(これは貸しよ)と言わんばかりにマッチを手渡す(店にボトル入れてんですか、ばばぁ)。
「アル君、心配ねぇ」とまるで心のこもってない棒読みの孫弟子への態度。「……あなたがいながら」とイズミ。お互い掴み合い寸前の春風のよに和やかな会見。
この師弟、大変仲が悪いらしい、というよりイズミがダンテに学ぶところがあるとすれば「反面 教師」という一点しかないのではなかろうか。
しかし、歪なキャラだ。「賢者の石は人が持つには云々」しか言わない。しかも「もう会う事もないわね」というヤツに限って何度も出てくるんだ、ああヤダなぁ。
後、庭のど真ん中で茶を嗜むのは結構ですが、芝生くらい植えましょう。風の一吹きで全てが砂だらけに。金持ちなら四阿くらい作ったらいかがですか?
さてアルは囚われ。ドルチェットの過去が聞けなくて大変悲しい。彼のかわいさが半分も描かれてなくて悲しい。アルとデビルスネストさん達の触れ合いが全面 カットで大変大変悲しい。みんなに気遣われてるアルのシーンが大好きなのにぃ。
しかも厚顔無恥な一人ボルショイサーカスが混じっていたばっかりに、アルのグリード達への印象がレベル150程下がる 。兄貴はボコったと言われて殺意が混じる。アニメでグリアルの道は遠い、遠い(^^;
そこへ錬成の光が。「兄さんだ!」とバンザイアルフォンス。師匠が出てきて、ガッカリアルフォンス。「主婦だ!」の名言が聞き取りづらくて、がっくり視聴者。
さて、後半。例のホムンクルス精製法の取引が成立しないんで、軽妙なやりとりの原作に比べ、余裕のない展開に。
アニメ師匠は弱いなぁ(;;)とにかく血を吐いてばっかり。「本気でやらせてもらう」と言ってる割に錬金術も南部司令部を襲撃した時の威力の2割程度。あのー、毎回血を吐くたびにレベルダウンしてるんですけど。あの天変地異を起こした威力は何処行ったんですか?そりゃ、町中で本気モードだと困りますけどね。台詞がちぐはぐです。
エドも途中から参戦しますが、初の師弟錬成もヘボい威力で何だかな。体育会系というより脱力系になってますが。
グリードさんも余りにも話を聞いてくれない人ばっかで、せっかくの魅力が半分以下(;;)タイマン勝負とか、やっぱりヤンキー系(^^;
大事な封印髑髏をキンブリーに奪われて「手前、裏切りやがったな!」って、放心するなんて、どーやったら全身「裏切りは男のアクセサリーよv」の爆弾男を心底信じてられたのか不思議です。ホムンクルス随一のお人好しが発覚。いい人なんだねえ、グリードさん。てーか、あの髑髏の正体は何なんだ?グリードがホムンクルスとして出現する羽目になった錬金術師のものなんでしょうか?だったら、あの程度の金庫にしまっておくなんて不用心過ぎですね。せめてオーシャン11かダイハードの大金庫並のヤツに入れましょう。
でも、エドも「ホムンクルスが錬金術師の過ちなら、錬金術師が正さないといけないんだ」って言われても、グリードさんも困るよね。錬金術師の身勝手でこの世界に出現させられたんだから、過ちで片づけられても存在をやめる訳にはいかないでしょ。同じ台詞を「からくりサーカス」が実践しております。錬金術師同士の痴話喧嘩がいかに世間に傍迷惑か解りやすく描いた漫画です。ただ存在を抹消すればカタがつくのか、是非ご一読されては。
次週、ビドーがもう死んでる……は、ともかく大佐はどーなったの?あの指パッチンの影響が非常に気になります。
あ、でも井上脚本だから、このままいっそスルーで!何の事件も起こらなくていいから、30分 スルーでお願いします!「このまましばらくお待ち下さい」のアルエドの花畑で追いかけっこの静止画像でいいです。お願い、井上さん、何もしないで!もう望むのはそれだけだ。

 

第32話「深い森のダンテ」

今回の騒ぎで意外に人気があると解った、このコーナー。ちょっとびっくりしました。ありがたいと思いつつ、さて今週も會川氏脚本。わー、テンションが落ちるぅ。凹んだ気分直しに行った友人宅で視聴。

最近どーも好戦的なアル。いきなりラースに拳固をかますが、師匠やラースの錬金術で阻まれる。何故ラースが錬金術が出来るかは、ラースがエドの手足を持ってるからという分析。えー? 
大体何故、ラースだけがエドの手足を我が物にできるのかという根拠が解らないんですけどね。そんなに勝手に自分の手足と交換できるの?それならエドより丸ごとアルの全身の方がいいじゃん。
じゃ、他のホムンクルスは師匠の内臓とか、スカーの兄貴の身体の一部とか持ってる訳?そーじゃないでしょ?ホムンクルスは錬金術ができないとラストさんが言ってるからさ。
こういう点が常に不明瞭なんだよな。ラースが師匠の息子ならば、赤の他人のエドより、師匠の肉体の方が適合しやすいと思うけど。何故、エドなんだ。単に主人公だからか。年齢が近いからか。
同型の槍で戦うエドとラース。 同じ物を創り、身体も鍛えてない筈のラースがそこそこ戦えるのは、要するにラースはエドの影と言いたいのか。師匠の罪だった筈が横滑りしてエドの罪と置き換わっている。おいおい(^^;
アルだけで十字架は充分だろう。でも、赤ん坊がラースにまで成長したという事はアルも向こう側で成長してる可能性大。もっとも骨ズさんはご自分でお作りになった伏線を見事に忘れる事が多々あるので信用できませんが。
師匠の大錬成のおかげで逃亡するラース。ヨック島が真っ二つ!!もはや天変地異。彼女に賢者の石など必要なし!真理を見るって凄い事なんですねえ。エドが魂の錬成出来るくらいだもんね。エドもその気になれば、セントラル壊滅くらい出来るかもしれません。怖っ。
師匠、 またも大吐血だが平気そう。ここまで吐くと、普通は失神します。主食はレバーなのか、師匠。肉屋の女房でよかったね。 でも、へたすりゃエド達もラースも死んでました。止め方が乱暴すぎです。
逃げたラースを追った先にはエンヴィー大総統と秘書。100%怪しいですが、エドとアルは田舎者なので、あっさり大総統の言葉を信じて引き下がります。普段の疑心暗鬼の塊は何処行ったよ、エド。以前、母親の声に反応した筈のアルまでが秘書さんを見ても「母さん?」とも言わず、エドと一緒に行ってしまって、見てるこっちは拍子抜け。脚本が會川氏本人でなければ、伝達不行き届きで済みますが、一生懸命見てる私は虚しいです。
さて、大佐。比較的に従順な(えー)イシュヴァールの民。根性見せんかい!と思っていたら、ラスト達の暗躍でヨキさんが死に(えええーっ!? 今回、最大の驚きでした)投石する民衆に軍兵が民衆に発砲する事態に。投石された位 で発砲する(この世界に催涙弾や放水はないらしい)兵達も引き金軽すぎて困ったもんですが、引き金に手をかけた兵をハボックさん達が、至近距離から手づかみで銃を掴んで止めるという、思わず血の気が引くような描写 に仰天。そんな何丁も!暴発したらどーすんだ!ホークアイ中尉の頭から血が流れてるからって、かつての虐殺を再現しようとする(?)大佐にも驚愕。
骨ズさん、やめて。 し、心臓に悪い演出は…。
さて、師匠。エド達に破門通告。
って、この時点の破門て何ですか?数話前なら納得できますが、この展開の後だと取って付けたようで不自然です。もう原作から離れたくせに、妙なパズル形式で原作を 使用するのやめないかな。
とりあえず師匠の指示でエド達は「深い森のダンテ」さんの所に薬を取りに。(ちょっと展開がRPG臭くないか?)
そこですーっかり忘れ去っていたメイドさんと再会(スタッフ内にファンがいるのかなぁ)性格がすっかりエロゲーのメイド化 していたので、てっきりデビルメイクライのダンテが当主かと思いきや、薬草師の婆さんがダンテさんだった。 あらま。あの女に錬金術以外、何を仕込んでるんだ、ばばぁ。
師匠を厳冬のブルックス山に叩き込んだ人だから、師匠を上回る凶暴なタイプを想像してたのに肩すかし。 じゃ、師匠の武術の師匠はまたいるのか?それとも師匠は数人の錬金術師の師事したのか? 
でも、次回予告でアルが誘拐されてるのに、呑気に茶ぁこいていたから、案外中身は暴悪かも知れない。グリードと古い知り合いらしいし、パパ(光のホーエンハイムゥ?)の居場所も知ってるし、見た目よりはまだ謎がありそうな婆さん。キャラは全然立っていませんけど。
さて、爆弾魔さんは一人上海曲技団と密談。軍部に戻るつもりらしい。大佐の焔も彼の爆破も軍部の為にしか、余り訳に立たない能力だから生きるとなれば結局そこに戻るしかないんだろう。しかし、アーチャー氏がそんなに力を持ってるか見極めてからでも遅くないんじゃないか、爆弾先生。
さて、グリードさん、仲間達とアル誘拐へ突撃。
エドあっさりのされちゃって、アル孤軍奮闘になりそうだけど、非常に気になるのは原作の廃工場ならともかく、ダンテさんが人質になってるのに、原作通 りのやりとりはないでしょうが。そんなんアルじゃないやい。
ラースを攻撃したのは兄の手足が関わっていたからと、百歩譲ってもいいとしても、エドじゃあるまいし、アルはそんな抵抗できませんよ。状況解ってない訳じゃあるまいし。
ここにも原作のパズル化が露骨に出てて、何かもう脱力です。
次回云々より、もう最終回だけすっ飛ばして見て終わらせたいよと、マジな顔で言ってしまう最近のハガアニ(;;)

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