青いサングラス 4

1、臨也 「はぁ、もう頭来るなぁ。
      シズちゃんをからかいに来たのに、何で俺が振り回されないといけないんだよ。
      大体、普通気付くだろ?! 
      いつもなら、死角からでも自販機飛んでくるのに、今日に限ってスルーなんだよ。
      気付いたら、一杯からかったり、嘲ったり一杯言葉を用意してたのにムダになったじゃないか。
      俺から、声かけるんじゃ意味ないんだよ。
      全く、シズちゃんだけはどうしてうまくいかないのかな。

      何かムカツクから、どこかで一杯やるか。
      まずはあの女をどうすっかなー」
  
  静雄 「い〜ざ〜や〜く〜ん。
      何処、行くのかなぁ〜?」

  臨也 (ホッント、タイミング悪い(怒) 何でここで出てくんだよ)

      「へぇ、シズちゃんが何も投げてこないなんて成長したじゃないか」
  静雄 「ここには自販機からポストまで何でも揃ってるからな。
      この距離なら外しっこねぇだろ。
      一応、どれで死ぬか位は選ばせてやるよ〜〜〜」
  臨也 「そいつはご親切に。
      俺の事、気付いてもらえるとは嬉しいよ、シズちゃん」
  静雄 「トイレから出てきたら、手前の影がドアに映ったんでな。
      見落とす訳ねぇだろ」

  臨也 「へぇ、やっぱり獣ってのは目がいいよねぇ」

      (影には気付くのかよ(怒)
      ああ〜、刺してぇ!
      さっき買ったナイフでシズちゃんの背中、メッタ刺しにしてぇ!!)     

2、臨也 「勝手にしたら」
  静雄 「何?」
  臨也 「シズちゃんの顔見てるとムカムカするんだよ。
      声、聞くだけでイライラする」
  静雄 「同感だな。
      そのまま、死んでくれりゃお互い永遠に顔を見ずにすむぜ。
      …おい、何処へ行くんだ、ノミ蟲」
  臨也 「帰るんだよ。
      シズちゃん、いっつもブクロから出てけーって言ってるじゃない」
  静雄 「だったら、俺に殺されてから帰れ」
  臨也 「投げたきゃ、勝手にどうぞ。
      好きなだけ街の景観を壊したら?」

  静雄 「…何かあったか、お前。変だぞ」
  臨也 「何が」
  静雄 「うまく言えないが、苛立ってるネコみたいにしっぽ膨らませやがって。
      女にでもフラれたか?」

  臨也 (…何でこうシズちゃんの言葉ってさ。
      俺をエグってくるのかな。
      他の奴に罵られようとなじられようと、どうって事ないのに)        

3、臨也 「俺は人間を愛してるけどさ、恋愛対象じゃないんだよね。
      その俺が女にフラれるとかないじゃん。
      レストランにいたピンクの服の女性、綺麗な人だよねぇ。
      シズちゃんこそ、俺なんかにかまけて、放っておいていいの?」
  静雄 「手前! あの人に手を出すんじゃねぇ!
      あの人は関係ねぇだろ! 何かやったら、ぶっ殺すぞ!」
  臨也 「あーあ、ムキになっちゃってー。
      シズちゃんて、ホントかわいいよねー」
  静雄 「誤解してるようだから、言っとくがな。
      あの人は幽がくれたサングラスを拾ってくれただけだ」
  臨也 「へー、そうなんだ」
  
      (それであんなにはにかんだり、顔赤らめたりしてた訳か、ふ〜ん。
      弟のね…あー、そー)

      「上から下まで弟に買ってもらって、自分で買ったのはパンツだけ?
       ブラコンも大概にしなよ、シズちゃん」      

4、静雄 「うるせぇな、ノミ蟲!
      幽が俺を思ってくれたもんを大事にして何が悪い!?
      大事な奴がいないお前には解らないだろーがなっ!」
  臨也 「…………!」


  静雄 「…何だよ、その顔」
  臨也 「え…、何?」
  静雄 「何でそういう顔すんだよ、卑怯だろーがっ!」
  臨也 「卑怯って…俺、今どーゆー顔してる訳?」
  静雄 「どうって…そんなん自分で解るだろ?!」
  臨也 「意味が解んないね。
      俺がどーしたってのさ。

      あー、シズちゃんと話してると疲れるよ。
      大事なもの程すぐ無くしちゃうんだから、しっかり手放さない事だね。
      次はないかもよ。
      じゃあねぇ〜」
  静雄 「あ、こら!」   

5、静雄 「クソッ。気を削がれて殺し損ねちまった。
      あそこで、あーゆー顔するの卑怯だろーが!

      傷ついた顔、するなんてよぉ〜。
      それを「どーゆー顔」って説明できるかっ。
      
       ……まさか、あいつ、自分が傷ついたって解ってないんじゃあるまいな。
      いや、まさか。あいつ、ご自慢の演技に決まってるだろ。
      人を散々傷つけるくせに、今更、自分が傷つくなんて知らない訳あるか!

      クソッ、さっきのあいつの顔がチラつきやがる。
      せっかく、幽のサングラスが戻っていい気分だったのに台無しにしやがって!

      チッ、気晴らしに行ってくるか」

6、静雄 「え?」

7、静雄 「あれ?」

8、静雄 「おい、こら」

9、静雄 「ノミ蟲、手前〜!!
      何で、俺の行く先々にいんだよ!!
      新宿に帰ったんじゃねーのかよっ!!」
  臨也 「いやー、偶然だよ、偶然w
       ホント、奇遇だねぇ〜w」

      (新宿に帰る前にシズちゃん成分を補給しとかないとね!
      それに僕がシズちゃんを引っ掻き回すならともかく、
      引っ掻き回されっ放しで終ると腹立つしーw)

  静雄 「死ねぇ、い〜ざ〜や〜!!」
  臨也 「ああ、これ聞かないと一日が終らな〜い♪」

静雄臨也編終了

エンド

やっぱシズイザシムはいいのー。
裏ページにあるような、18禁パッチもドッサリ入れてあるんですが、
シムは神様の言う事をなかなか聞いてくれないので、話を作ろうとするのは大変だ。
作って一年も経ってないのに、どうして昔の作品て恥ずかしいんだろう(^_^;)

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